
リウマチの症状
<リウマチの特徴 症状 原因>
<リウマチの治療の方にも適応しています>
<リウマチ 症状>
リウマチの症状は、全身の関節に出ます。
関節は、関節包に包まれていますが、その包んだ関節包の内側にある “滑膜”が、炎症している状態を言います。
その状態が、滑膜炎です。
滑膜炎が現れると、炎症が起きた場所に白血球が集まり、 同時にその滑膜炎が、腫れて膨れ上がり、厚く変化していきます。
触られて痛みが現れ、 体を動かしても、痛んでいき、 動かなくても、痛みが出ることになります。
滑膜の組織が、出っ張ってきます。
その結果、いろいろな物質を関節内に出してしまい、 関節内の軟骨や骨を刺激していきます。
その結果、変化した組織が周りの軟骨や骨を壊したりして、 変形した関節を作っていきます。
朝起きたら、手を握るのが難しくなり、 昼頃になると、手の動きやすさが良くなっていく状態があります。
こわばりが、1時間ぐらい続いていると その時、リウマチとしての症状が出始めかもしれません。
また、こわばりが長時間続いているときには、 リウマチの炎症は、ひどくなっているかもしれません。
リウマチの症状で多いのは、 手指や足の先などの、小さな関節の痛みから始まる場合です。
最も、リウマチの症状がよく出る部位としては、 親指だと、付け根の関節、 四指では、付け根から1番目の関節が出やすいです。
リウマチの痛む順番としては、手足の指元から始まり、 次に、手首や足首に進んでいき、 その後、肩部・膝部の大きな関節に進んでいきます。 同時に、腫れも加わってきます。
そのうち、関節の動きが制限され、最後には変形された関節が 固まっていき、体が動けないので栄養が体に回らず、 筋肉が落ちていきます。
最後には体が、動かしにくくなります。 逆に関節が、ふらふらするようになっていきます。
血液が回らなくなると、痛みの感覚が刺激され、痛みを感じます。 その結果、生活するのが難しくなってくる場合があります。
変形した関節で、特徴的なのは手指の変形です。
・ボタンホール変形
・スワンネック変形
・小指側に傾く
・親指の変形
等があります。
また、皮膚や筋肉がたるんでいき、指を引っ張った時に、 指が伸び縮みするような ・オペラグラス変形の変形もあります。
リウマチが肘関節で起きた場合は、手の動く範囲が制限されます。 また、足の先にも変形が現れる場合があります。
下肢の関節(足関節・足趾関節)で起きた場合は、歩きに痛みが出てきます。
・四指の先が、T形の様に曲がる
・指の付け根の根元にタコができてしまい、歩くと痛みが出てしまう
・足指の変形により、足のアーチが崩れてしまい、歩きにくくなる
等があります。
実際、炎症が腱の周りに起きる場合は、 腱が切れて筋肉が動かなくなる場合があります。
リウマチは、頚部の第1頚椎~第2頚椎の間にも変化が出てきます。 その場所で症状が進んだ場合、首に痛みが生じてきます。
また、変形から首の骨が外れそうなり、脊髄を傷める場合があります。 変形された骨によって、周りの神経に影響を及ぼす事により 神経痛となってしまう場合もあります。
炎症により傷められた関節は、動かすことにより痛みが出る場合があります。