

発症しやすい性格・性別/姿勢
リウマチが発症しやすい性格とは?
リウマチと性格の関係性についてお話しをさせていただきます。
この点については、いくつかの部分で相関関係があると言えるでしょう。
例えば、痛みというものは、客観的なものではなく、感覚の世界で起こることです。
したがって、同じ痛みを感じる場合でも、それを「非常に強く」感じる人がいれば、「強く」感じる人がいたり、「弱く」感じる人もいれば、「非常に弱く」感じる人がいる、といったようなことが考えられます。
つまり、痛みの感じ方といものは、人それぞれであり、同じ痛みであっても、その感じ方は、かなり違うということが、考えただけでも、簡単に、お分かりいただけるのではないかと思います。
これは感受性の問題だということです。
また、痛みは、気持ちが高まっている時と、そうでないとき、つまり気持ちが低下している時などのように、その時々の状況によって、左右されることになります。
そのため、誰かを強く恨むようなことを考える傾向にある性格よりも、明るく開放的な傾向にある性格の方のほうが、痛みが小さくなりやすいということは、皆さんの日ごろの生活においても、割と頻繁(ひんぱん)に感じられることなのではないでしょうか。
リウマチが発症しやすい性別とは?
リウマチになりやすい性別についてお話しさせていただきますと、これは、圧倒的に女性が多い状態です。
割合としては1:5ぐらいで、女性の方が多くリウマチを発症します。
つまり男性は20%以下、女性は80%以上の割合です。
リウマチが発症しやすい姿勢とは?
リウマチと姿勢の間には、それほど強い相関関係があるとは考えていないわけですが、データとしては、こいうことがあります、というお話をすることはできると思います。
具体的に申し上げれば、デスクワークをしている方や事務系のお仕事をしている方は、畑仕事をしている方よりも、体を動かす機会が、それほどないということが言えると思います。
それは、机に座っている時間が、どうしても長くなるから、ということは、申し上げるまでもないことです。
そのため、デスクワークや事務系の仕事をしている方は、胃腸の働きも悪くなる傾向があります。
したがって、デスクワークなどの事務関係の仕事をしている方のほうが、痛みや強ばりを感じやすいといったデータが、多少なりともあります。