
痛みとは感情を伴った記憶である
<痛みについて>
痛みとは何か?
これは大変難しい問題です。
例えば今けがをしたと仮定します。これが「痛み」ではないかと思いますよね?
あるいは、リウマチの痛みがあると、「これが痛みだ」と認識しますよね。
これはね、確かに「痛み」なんですよ。
ただ、痛みとは何かということについて、まだ正確に答えることはまだできていません。
私がいろんな患者さんを診てきた中で検討し、ようやくたどり着いた結論は、 「痛みとは感情を伴った記憶である」ということです。
もう一度繰り返します。
「痛みとは感情を伴った記憶である」ということなんですね。
つまり、心が影響しているのです。
この痛みというのは、「お知らせ」なんですね。
例えば手をぱちんとたたかれたら、指の先から手の神経を通り、脊髄まで届きくことで脳に伝わるわけなんです。
この電気信号によって、「あ、今たたかれたから痛い」という信号が行くわけです。
これを感覚神経といいます。
逆に、よく「運動神経が鋭いね」とか「運動神経がいいね」と言われる話がありますね。
これは例えば、小学生が校庭でかけっこをするときや、運動選手がマラソンをするときなどに言われます。
あるいは、野球はすごく分かりやすいですよね。
マウンドから投げられたボールに対して、ボールの位置を特定し、バットを振る。
そしてバットがうまくボールに当たり、そしてうまく腰の回転に乗っければ、ヒットとかホームランが出るわけです。
これらが「運動神経」と呼ばれるものです。
つまり、感覚神経と運動神経という、この2つがあります。
これら、人間の身体の中で行われている現象(生体現象)は、すべて神経シナプスというものを仲介して起こっています。
例えば、バトンリレーのときのバトンタッチと同じです。
バトンリレーでは、第一走者から第二走者にバトンが渡され、第二走者から、第三走者にバトンが渡され・・・ という感じで進行していきますよね。
痛みも同じ原理で起こっています。
電気信号によって、痛みという感覚が体の中でリレーされ、最終的に脳が「痛い」と感じます。
そういう意味で、痛みはお知らせであり、電気信号ということが言えます。
そこで問題点があります。
それは、痛みのボリュームが大きすぎることです。







